Power Director のトランジション

トランジションの挿入
トランジションの挿入は、

  1. トランジションルームを表示させる
  2. トランジションルームから適用させいたいトランジションをドラック&ドロップでクリップとクリップの間に入れる

の手順で行います。
トランジションルームの表示のさせ方は

  • 左側のツールアイコンから[]をクリックする
  • ショートカットキーの[F8]を押す

のいずれかの方法で表示することができます。
200近くトランジションがあります。すべてのトランジションを表示したい場合、”すべて表示”の項目を選択します。

200近くあるので、選びにくい場合、”一般” ”3D” ”アルファ”など、個別に項目分けされていますので、好みに合わせて使用します。

挿入したいトランジションをドラック&ドロップで、クリップとクリップの間に配置します

トランジションの入れ替えと長さの変更、オーバーラップとクロスの違いについて

トランジションの入れ替えについて。
変更したいトランジションをトランジションルームから選び、それをドラックし、タイムライン上にすでに挿入している変更したいトランジションの上にドロップすると変更になります。

長さの変更は

  • 直感的に変更する方法
  • 時間を直接入力し変更する方法

の2つあります。
直感的に変更する方法は、長さを変更したいトランジションをクリックし、マウスポインタをそのトランジションの端にもっていき、ポインタが下図の形になったら、ドラックし、長さを調整します

時間を直接で入力し長さを変更するやり方は、変更したいトランジションをクリックし、選択した状態でさらに同じトランジションをダブルクリックするか、変更したいトランジションをクリックし、右クリックから[トランジションの変更]をクリックするか、変更したいトランジションをクリックし、[修正]をクリックします


【トランジションの設定】が開きます
所要時間の項目を直接入力し長さを調整します。

 

オーバーラップとクロスの違い

【トランジションの設定】画面では、時間の調整以外に、使用するトランジションの動作を変更できます。動作は

  • オーバーラップ
  • クロス

があります。
パンズームなどの動きを付けた写真や静止画か、動画の素材を使用したときに必要な知識となります。動かない静止画においては必要のない知識となります。

違いについて

クロスは
・尺が短くならず変わらない
・クリップの端を静止画として伸ばしてトランジションをかける。つまり、トランジションがかかっている間は動きがストップしている
オーバーラップは
・尺が短くなる
・クロスのようにクリップの端を伸ばしたりせず、挿入してあるまんまのクリップにトランジションがかかる

お気に入りを使用する

使用頻度が高いトランジションをお気に入りのフォルダに入れ、作業を素早くすることができます。
お気に入りにのフォルダの入れ方は、

  1. お気に入りに入れたいトランジション上にマウスを持っていき、右クリック
  2. 出てきたメニューから[追加先]-[お気に入り]をクリックします

お気に入りの項目が(1)になり、お気に入りの項目に入ったことを確認します。

お気に入りから削除したい場合、

  1. [お気に入り]を選択
  2. お気に入りから削除したいトランジションを右クリック
  3. 出てきたメニューから[お気に入りから削除]を選択します

お気に入りから削除となります。お気に入りからの削除ですので、トランジション自体が削除されるわけではありません。

すべての素材・クリップにトランジションを一括して挿入するやり方

すべてのクリップの間にトランジションを挿入する方法はトランジションルームの[]のアイコンをクリックします。

  • すべての動画にお気に入りのトランジションを適用
  • すべての動画にランダムトランジションを適用
  • すべての動画にフェードトランジションを適用

の3つの項目が選択できます。

それぞれ説明します。
すべての動画にお気に入りにトランジションを適用は、お気に入りにトランジションを追加していないと利用できません(グレーの状態になり選択できません)。お気に入りの追加の仕方は前述にあります。なお、お気に入りに入れているトランジションがランダムで配置されます。ランダムいやだ。特定の一つのトランジションをすべてのクリップに適用したい場合、お気に入りに人だけ追加し、”すべての動画にお気に入りのトランジションを適用”を選択することで可能になります。

すべての動画にランダムトランジションを適用について、左の選択した項目内でのランダムとなります。つまり、初期設定では(0)になっている”カスタム”や”ダウンロード完了”の項目を選択している場合”すべての動画にランダムトランジションを適用”がグレーになり、選択できません。200近くあるトランジションの中からランダムにしたい場合、[すべて表示]を選択し、[すべての動画にランダムトランジションを適用]をクリックします

”すべての動画にフェードトランジションを適用”は、クロスフェードのトランジションがすべてのクリップに適用されます。

[すべての動画にお気に入りのトランジションを適用]か[すべての動画にランダムトランジションを適用]か[すべての動画にフェードトランジションを適用]のいずれかをクリックすると、次に

  • プレフィックストランジション(前)
  • ポストフィックストランジション(後)
  • クロストランジション
  • オーバーラップトランジション

が選択できます(下図)。

すべてのクリップの”間”にトランジションを適用したい場合、[クロストランジション]か[オーバーラップトランジション]を選択します。
この二つの違いは、先ほど説明したとおり、尺が短くなり、素材は引き延ばされることなく、静止することなく、そのままの状態でトランジションがかかるのがオーバーラップトランジションです。尺の長さは変わらないが、素材の端が静止する状態で延ばされトランジションがかかるのがクロストランジションです。
プレフィックストランジションとポストフィックストランジションは、”独立したクリップ”のすべてにトランジションがかかります。”独立したクリップ”の前にトランジションをかける場合が、プレフィックストランジション(前)、”独立したクリップ”の後ろにトランジションをかける場合が、ポストフィックストランジション(後)となります。
独立とはどういった意味かというと、クリップが他のクリップと引っ付いていない状態のことを言います。

トランジションルームで動いているアイコン・サムネイルがなくなった場合

初.期設定では、下図のように、サムネイルが表示されており、トランジションの内容が分かりやすくなっています。

何をどうしたのかサムネイルがなくなって下図の赤枠のような表示になってしまった場合、同下図の青のアイコンをクリックすると、サムネイル表示に戻ります

トランジションの項目が消えた場合

何をどうしたのか、スペシャルや、一般、3Dなどのトランジションの項目が消えた場合

エクスプローラーの表示[>]のアイコンをクリックします

項目が表示されます
なお、トランジションの項目は、下図のアイコンをクリックすることでも表示されます


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